CHAPTER 2 — DICE SYSTEM
基本判定システム
電脳怪異譚 KAI-I//KILL — TRPGルールブック v4.0
01 — SECTION
2-1 能力値とランク
キャラクターは7つの能力値を持つ。各能力値はランク(D〜S)と段階(−/無印/+)の組み合わせで表される。
| 能力値 | 読み | 主な用途 |
|---|---|---|
| 体 | たい | 格闘・突破・耐久 |
| 疾 | はや | 先手・回避・追跡(イニシアチブに使用) |
| 識 | しき | 調査・知識・文献・解明 |
| 判 | はん | 解明宣言・看破・戦術 |
| 察 | さつ | 怪異感知・観察・証言聴取 |
| 術 | じゅつ | 魔法行使・魔導具操作・装備の高度な運用 |
| 魂 | こん | 異能制御・信念維持・精神防御 |
ランクとダイス数
| ランク | ダイス数 | 特徴 |
|---|---|---|
| D | 1d6 | 共鳴なし |
| C | 2d6 | 余り1個→共鳴へ |
| B | 3d6 | 余り2個→共鳴へ |
| A | 4d6 | 余り3個→共鳴へ |
| S | 4d6+固有特典 | 余り3個→共鳴へ+追加効果 |
段階(+/−)
各ランクには−(マイナス)/無印/+(プラス)の3段階がある。段階は達成値に±1修正を与える。ダイスの数は変わらない。
| 段階 | 達成値への影響 |
|---|---|
| − | 達成値 −1 |
| 無印 | 修正なし |
| + | 達成値 +1 |
段階の全体像(13ステップ):
``` D- → D → D+ → C- → C → C+ → B- → B → B+ → A- → A → A+ → S ```
例: 体C+のキャラクターが攻撃判定を行う場合、2d6を振り(Cランクのダイス数)、達成値ダイスの出目に+1する。出目3でも達成値4(成功)になる。
重要: ファンブル(出目1)とスペシャル(出目6)はダイスの出目そのもので判定する。段階による±1修正の影響を受けない。出目1は常にファンブルであり、出目6は常にスペシャルだ。
Sランクの扱い
Sランクに段階(+/−)は存在しない。Sは特別な条件(シナリオ報酬・世界設定レベルの出来事)でのみ到達できる唯一無二のランクだ。A+の次はSであり、S-やS+は存在しない。
02 — SECTION
2-2 判定手順
- GMが要求する能力値を宣言
- ランクに応じたd6を振る
- 1個を「達成値ダイス」として選択
- 残りの中から1個を「共鳴ダイス」として選択(残り0個=選択不要)
- ファンブル/スペシャルを出目で判定(1=ファンブル、6=スペシャル)
- 段階修正を適用(+なら達成値+1、−なら達成値−1)
- その他の修正を加算(スキル・装備・状況など)
- 最終達成値が4以上で成功
| 出目 | 効果 |
|---|---|
| 6 | スペシャル:自動成功+追加効果(段階修正に関係なく発動) |
| 4〜5 | 成功(段階修正後の達成値で判定) |
| 2〜3 | 失敗(ただし+段階なら出目3でも達成値4=成功になりうる) |
| 1 | ファンブル:自動失敗+ファンブル表を参照(段階修正に関係なく発動) |
03 — SECTION
2-3 修正の種類と上限
判定には以下の3種類の修正が存在する。
| 修正の種類 | 内容 | 上限 |
|---|---|---|
| 段階修正 | 能力値ランクの+/−による±1 | ±1(固定) |
| スキル修正 | スキル・ギフト・装備などによる加算 | 合計+4まで |
| 状況修正 | GM判断による有利/不利 | 通常±1〜±2 |
段階修正はスキル修正の上限(+4)とは別枠で計算される。つまり、C+のキャラクターがスキル修正+4を受けた場合、最終修正は+5になる。