CHAPTER 7 — MAGIC
魔法システム
電脳怪異譚 KAI-I//KILL — TRPGルールブック v4.0
01 — SECTION
7-1 魔法とは
魔法は「世界のソースコードへの直接介入」だ。素養が必要で、訓練によって習得する。この世界では電気やガスと同等のインフラとして位置づけられており、資格制度と安全基準が存在する。
大きな魔法を使えば使うほど、怪異を生む可能性が跳ね上がる。 魔法で怪異を倒すことと魔法で怪異を生むことは表裏一体だ。
02 — SECTION
7-2 魔法判定
魔法行使は術による判定を行う。
- —成功すれば意図した効果を得る
- —失敗した場合、または大規模魔法を使った場合は怪異誘発判定が発生する
怪異誘発判定
魔法失敗時または大規模魔法使用後に GMが1d6を振る。
| 術ランク | 怪異発生の出目 | 発生確率 |
|---|---|---|
| D | 4以上 | 約50% |
| C | 5以上 | 約33% |
| B | 6のみ | 約17% |
| A以上 | 発生しない | 0% |
大規模魔法(GMの判断)は術ランクに関係なく、発生確率が1段階悪化する。 発生した場合、周辺に五級〜四級の怪異が生まれる。
03 — SECTION
7-3 禁止魔法
以下の魔法は法律により原則として使用が禁止されている。討伐任務中であっても、GMの許可なく使用することはできない。
| 禁止対象 | 理由 | 例外 |
|---|---|---|
| 透明化魔法 | 暗殺・窃盗・盗撮など犯罪への悪用リスクが極めて高い | 公的機関が特別に許可した作戦でのみ限定使用可 |
| 召喚魔法 | 存在しないものを現実に呼び出す行為は怪異の発生原理と酷似しており、怪異誘発リスクが非常に高い | 厳格な管理下での研究目的のみ。実戦使用は不可 |
- —シナリオ上これらの魔法が登場する場合、GMは事前にその条件と制約を明示すること
- —NPCが禁止魔法を使用している場合、それ自体が事件のフラグとなりうる
- —PCが無許可で禁止魔法を使用した場合、社会的制裁(免許停止・指名手配等)が発生する
04 — SECTION
7-4 魔法言語
魔法使いは通常1つの言語で魔法を行使する。どの言語でも同じ結果を得られるが、アプローチが異なる。言語ごとに得意な状況が存在する。
| 言語 | 色 | アプローチの質感 | 得意な状況 |
|---|---|---|---|
| P | — | 汎用基礎言語。全言語と組み合わせ可能 | 魔導具の製造・調整 |
| Igniscript | 赤 | 燃やす・爆発・熱変容。力任せで直線的 | 短期決戦・突破 |
| Lupis Surf | 青 | 流す・包む・圧力で押し動かす。柔軟で広範囲 | 範囲制御・支援 |
| Ivyo | 緑 | 育てる・自然サイクルに乗せる。即効性より持続性 | 長期維持・回復補助 |
| NGT | 黄 | 加速・電気的処理・情報として解析する | デジタル機器との連携・調査補助 |
| Monyx | 無色 | 最小限の術式で組む。どんな方向にも転用できる | 魔導具調整・封印処理 |
| P: | 紫 | 弱体化・妨害・封印。Pの派生 | 怪異の封じ込め・弱体化 |
| P' | 桃 | 回復・強化・修復。Pの派生 | 医療補助・能力強化 |
*P: と P' は P の習得が前提。他の五言語は独立して習得できる。*
言語ごとの機械的差異
各言語は同じ術判定を行うが、以下の状況で+1修正を得る:
| 言語 | +1修正を得る状況 |
|---|---|
| Igniscript | 単体目標・短距離・集中火力が必要な場面 |
| Lupis Surf | 複数目標・範囲効果が必要な場面 |
| Ivyo | 持続時間が重要な場面(1シーン以上の効果) |
| NGT | 電子機器・通信・情報網への干渉 |
| Monyx | 既存の魔導具の調整・最小コストでの効果 |
| P: | 怪異のルールへの直接干渉・封印 |
| P' | ダメージや状態の回復・能力値の一時強化 |